数か月前、日本のベーカリー関連会社の発信にて次のような課題について問い合わせがありました。
数か月前、日本のベーカリー関連会社の発信にて次のような課題について問い合わせがありました。
東京を拠点とするバイオスプリンガーの北東アジア統括営業部長である竹内は、現地のパートナーと協力して、このご相談に最適なソリューションを提供しました。お客様のベーカリー製品にはかなりの量のココアパウダーが含まれていたため、状況は深刻でした。
さらに、過去数か月間、ココアパウダーは社会的、経済的、環境的要因によって引き起こされた複雑な一連の課題に直面していました。ココア労働者の低賃金、ガーナやコートジボワールなどの主要生産地域での気候変動、植え替え率の低さ、カカオの木の老朽化などの要因です。これらによりココアの生産量が減少し、ココアの価格が大幅に上昇しました。
昨年の時点で、原材料であるカカオ価格は250%を超え、1トンあたり1万ドルという前例のない最高価格に達しました。これは、1977年の過去最高記録のほぼ2倍です。
-持続可能で倫理的なカカオ供給を確保するにはどうすればよいのでしょうか。
-カカオ産業における森林破壊、違法採掘、児童労働からどのように保護すれば良いのでしょうか。
-今後も、継続的な気象課題、市場動向、規制の変更により、カカオは混乱に直面し続ける可能性があります。
その結果、各食品メーカーは、レシピでココアパウダーに代わる持続可能なソリューションを模索しています。
バイオスプリンガー社の竹内と日本の現地のパートナーは、お客様と緊密に協力して、お客様が直面している様々な課題に対処しました。この共同アプローチを通じて、レシピに重要な改善を加えることができました。 例えば、アプリケーションの開発において生クリームをショートニングに置き換えて、より現実的な処方に変更しました。
そして、最も貴重なポイントはお客様からのフィードバック自体から得られたものです。スプリンガー®シグネチャー ブラウン(酵母エキス製品)が、望ましいダークココアの濃い風味を維持しながら、ブラウンノートを向上させるに役立っていることがわかりました。その結果、ベーキングなどの加熱プロセス後でも、最終製品のチョコレートの風味プロファイルと色がより安定して一貫性のあるものになりました。お客様の意見と当社の技術的専門知識を活用することで、日本企業様が直面している特定の課題に対応するソリューションを提供することができました。最終的には、オリジナルのチョコレートソースの風味と食感を維持しながら、ココアパウダーを 20%程度削減することに成功しました。
バイオスプリンガーでは、味は非常に現地化(ローカル化)されていると確信しています。これに対処するために、世界中に 6 つのアプリケーションセンターを保有し、国ごとに専任の現地国語を話すセールスがいます。日本でも誠実に課題解決へ取り組み日本のベーカリー関連会社のチョコレートフィリングレシピでココアパウダーを置き換える独自のソリューションを提供することができました。
バイオスプリンガーの北東アジア統括営業部長である竹内はセーボリー業界を中心に25 年を超える経験を持ち、バイオスプリンガーの日本における公式代表者です。東京を拠点とし、全国のお客様や弊社アジア太平洋アプリケーションセンターの支援を受けながら、お客様にとってベストな取り組みで、風味を高める個々の処方要件を満たすべくタイムリーで高品質な原材料ソリューションを提供させていただきます。
(出典: Sustainabilitybynumber、Intercontinental Exchange Inc.、Bloomberg)